海外広布
シンガポール広布

シンガポール地図
面積:699ku(東京23区とほぼ同じ)
人口:約448万人(うちシンガポール人・永住者は361万人)
住民:中華系75.2%、マレー系13.6%、インド系8.8%
言語:国語はマレー語。公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語
------------------------------------------------------------
年間700万人に上る観光客が訪れるシンガポール。国の面積は、東京23区や琵琶湖と比較されるほどわずかだが、古くから貿易中継地点として栄え、また近年、様々な工業化政策及び産業構造の戦略的転換を進め、経済的な発展を遂げた。シンガポールとはマレー語で「獅子の国」という意味である。(『大白法』H20.6.16)

【開妙院】
 所属信徒は現在約4500名。
 長年の念願叶って、今年3月に御法主日如上人猊下の御親修を賜り布教所から寺院となった。同時に地涌倍増決起大会も開催し、平成21年には5000名信徒の陣容達成と2500名の総登山で御命題にお応えすることを誓った。
 開妙院の信徒は御親修を賜った大きな喜びと御法主上人猊下への誓願を推進力としてシンガポール広布に躍進している。(『大白法』H20.6.16)


【広布の歩み】
<2008.3> 開妙布教所が開妙院

<2005.11> 開妙布教所を建立


インデックス
布教所へ通う母に手を引かれて育った三姉妹/『大白法』H20.6.16

広布山開妙寺山号院号公称並びに板御本尊入仏法要/『大白法』H20.4.1

活動リポート 開妙布教所/『大白法』H18.6.16

寺院建立めさす唱題の勢い/『大白法』H15.11.16


活動リポート
開妙布教所
(『大白法』H18.6.16)

 シンガポールでは昨年11月、僧俗和合の結晶として、同国東部に開妙布教所を建立し、開妙布教所移転新築落慶法要を奉修した。かつては、独立した信徒組織が4つ存在し、総本山大石寺への登山ですら別々に行っていた時代もあった。しかし、御僧侶主導の布教体制確立後、10年間にわたりシンガポールに常駐され、昼夜の別なく指導してこられた滝川信雅御尊師のもと、幾多の試練を乗り越え、僧俗異体同心の信心の確立がなされてきた。その結果として、このほどようやく、悲願であった新布教所の建立にこぎつけたのである。
 現在の信徒数は、約3,700人。10支部・26地区・103班体制を敷き、これに少年部、学生部、青年部が加わる。講中行事への参加は活発であり、御報恩御講への参詣者数は1,500名を超える。
 女子部長のシャラリー・シムさんは、東奔西走の毎日である。その努力は確実に実っており、昨年、女子部は見事に折伏誓願目標を完遂した。人柄は、いたって控え目だが、長いこと信心を拒んできたお父さんやお祖母さんを続けて折伏し、交際相手もきちんと折伏してから結婚に臨んだ、健気な女性である。
◇◇
〈Q〉平成6年の第1回海外信徒総登山に、深い思い出があると聞きました。
------------------------------------------------------------

〈シム〉あのとき私は、社会人になりたてでした。家計が苦しかったため、進学をあきらめて就職しました。経済的なゆとりが全くなかった中で、お山に行けたのは、母がそれまでに内職で貯めたわずかな貯金をすべて出してくれたからです。そのお金を使ってしまえば、家にはもう何も残っていませんでした。ですから、この貴重なお金を使って行くからには必ず何かをつかんで帰ってこよう、と固く決意して出かけました。
 生まれて初めて御開扉を受けたとき、これまでの様々な思いが涌き上がってきて、私は涙が出て仕方がありませんでした。そして、私たちをずっと苦しめてきた父をいつも憎く思ってきましたが、本門戒壇の大御本尊様の前で、父を憎むのはもうよそうと思えたのです。その心の変化に、我ながら不思議な気持ちがしました。また、帰国後、父の態度にこれまでにない変化が見られ、御本尊様の功徳はすごいと感じました。私は、我が家の宿業を変えていきたいと思い、もっとこの信心に真剣に打ち込もうと決意しました。

〈Q〉一昨年、お祖母さんを折伏され、そして昨年はとうとう、お父さんを折伏されましたね。
------------------------------------------------------------

〈シム〉はい。信心を一生懸命する前は、父のことが大嫌いでした。家庭を省みないで、母を苦しめてばかりいる人というイメージでした。でも、布教所に通い、様々な体験を聞いて、御題目を唱えるうちに、「父を大事にしていこう」という気持ちに変わっていったのです。それでも、父への折伏はなかなかできませんでした。そして、家庭内にも、再び問題が起こり始めました。
 結果が出ないということは、何か間題があるからです。それは何なのかと、ずっと考えながら御本尊様に御祈念してきました。そして、母、妹、そして私の3人で共に努力するうちに、父の折伏が、思いもかけないタイミングで成就できたのです。あるとき、父が職場に電話してきて、お金を貸してほしいと言うのです。私は、「信心をしていかなければ、一生変われない。信心を始めて、家族みんなで幸せになっていこう」と、一生懸命話しました。初めて父の心が動いたのを、電話の受話器を通じてでも、感じとることができました。そして、その後とうとう御授戒をお受けするということになったのです。父の折伏の場にたまたま居合わせた叔母家族も、一緒に御授戒を受けるという.ことになり、親族の折伏も一気に進みました。

〈Q〉さて、女子部では昨年、40世帯の折伏誓願目標に対して、見事に49世帯の折伏を達成しましたが、どんなことが功を奏したのでしょうか。また、女子部員が抱えている問題や、女子部の状況について話してください。
------------------------------------------------------------

〈シム〉女子部全体では、3つの活動を中心に行っています。1つは、全体唱題会。1つは、座談会です。座談会では、何か題材を取り上げて、皆で話をしていきます。女の人は話が好きなので、心の中を吐き出して、そこから前進できるように構成しています。もう1つは、家庭訪問です。こまめに小さな単位で唱題会を行うなどしてお宅を訪問し、会話を重ねるように心がけています。
 正直に一生懸命に信心修行をしていけば、必ずそこに結果が伴ってくると思います。御本尊様に対して正直な心で、共に祈っていくこと、会話を重ねていくことが大事だと思っています。
 私たち女子部員の共通の悩みは、交際相手の折伏に手間取っていることでしょうか。相手を失うことを恐れるあまり、もう一歩踏み込んだ折伏ができていないような気がします。やはり、結婚する前に、勇気を持って相手を折伏していける女子部でありたいと願っています。

〈Q〉今後の決意を聞かせてください。
------------------------------------------------------------

〈シム〉シンガポール信徒全体に目を向ければ、平成14年当時2,500人だった布教所の信徒数は、現在3,700人にまで上っています。地涌倍増の御命題まで残り1,300人となった誓願を、皆で必ず達成していくこと、そして新入信者の育成などが今後の課題だと思います。
 滝川御尊師は常々、「どんな問題に直面しようとも、御本尊様に祈り、広宣流布に向かって動いていく中で、必ず問題は解決していく」と御指導くださっています。僧俗和合の信心、異体同心の信心で、未来に向かって前進していく決意です。





寺院建立めさす唱題の勢い
(『大白法』H15.11.16)

 マレー半島の先端、ほぼ赤道直下に位置するシンガポール。その法城、開妙布教所には現在約2800名の信徒が所属し、日夜自行化他の信行に喜々として励んでいます。
 御法主上人猊下より賜った新たな御命題「『立正安国論』正義顕揚750年」の地涌倍増に向かって、本年より毎年405名以上の折伏を完遂しようと、僧俗和合・異体同心して唱題行と折伏行に邁進し、第1年目にあたる本年は、現在既に400名の折伏を達成しました。
 昨年の宗旨建立750年慶祝記念海外信徒総登山では、所属信徒の半数にあたる1250名が登山。大御本尊様への御内拝や御法主上人猊下の御指南を戴き、論義式をはじめ宗門の伝統法会に参列した参加者は、身の福運に歓喜し一層のシンガポール広布を誓い合いました。平成21年には、倍増の2500名の陣容で御報恩の登山をすることをめざしています。
 シンガポール信徒の広布への熱誠と真摯な信仰姿勢は、日々の活動や法要への参詣者数に顕著にあらわれています。まず御法主上人猊下に連なって日本ないし世界各国で呼応して始まった広布唱題会には当初約500名ほどでしたが、啓蒙によって徐々に増え、今では内陣部分まで立錐の余地がないほどです(写真)。
 また御報恩御講には、毎回約1200名が参詣します。先月奉修された御会式には、御逮夜と御正当の2日間で1600余名が参詣し、受付ロビーや会議室、さらに玄関ホールも埋め尽くすほどでした。
 平日の布教所の勤行でも、朝は50名、夕方は100名を下回ることはなく、特に月曜と火曜の午後2時から5時半まで行われる「折伏達成・寺院建立祈念唱題会」には、婦人部を主体として常時約200名が参加します。
 現在、シンガポールの広布推進の体制は、10支部・24地区・92班体制です。各支部別に毎月、布教所での唱題会と座談会を交互に行い、それが折伏推進の原動力となっています。こうした進境著しい広布の前進のさらに大きな原動力は、深い信頼関係に結ばれた僧俗和合です。長年同国布教に携わってきた責任者・滝川信雅御尊師の指導力に加え、本年4月から在勤者として戸沢良昭御尊師が着任。この2人体制がさらに大きく同国の広布推進を支えています。
 開妙布教所は、8階建てビルの2階部分に開設されています。活動の現状と今後予想される新入信者の増加、法要や行事への参詣者数等を考えると狭隘(きょうあい)の感が否めません。今、布教所の僧俗は、より正法をシンガポールの国土に真に根付かせるため、1日も早い寺院建立をめざして、御本尊様への真剣な唱題と祈りを積み重ねています。