海外広布
大韓民国広布

大韓民国地図H16.9.16
面積:約9.9万ku(朝鮮半島全体の45%)
人口:約4,884万人
民族:韓民族
言語:韓国語

------------------------------------------------------------
<国土世間>
 大韓民国は1948年の建国である。南北分断や戦争を挟んでそれ以前は、李氏朝鮮が統一国家として長く続いた。
 14世紀から500年以上続いた李氏朝鮮の影響は今も強く残り、支配思想であった儒教は、生活、習慣に深く入り込む。儒教の中でも「孝」を尊ぶ国民性は、年長者や家族を大切にし、先祖を祀ることも民族的な行事として大切にしている。
 またその他の特徴として人口密度の高さが挙げられる。日本の約4分の1の国土に5000万人近い人々が住む。中でも、人口の4分の1ほどが集中する首都ソウルの一極集中は、日本の首都以上である。
 そんなソウルは今、環境都市として世界の注目を集めている。復元した清渓川を中心に環境を整備した結果、風の流れが変わり、気温の上昇が抑えられるなどの効果が現れてきている。(『大白法』H19.9.16)

<韓国の日蓮正宗信徒>
 平成17年11月12日、首都ソウルに待望の日蓮正宗ソウル布教所が開設された。これには韓国全土から約2,300名の信徒が参集して計8回の開所並びに記念法要が行われた。以来全域の各信徒会をソウル布教所が統括している。
 布教所は、ソウル市の南玄関に当たる龍山区にあり、ソウル駅から2つめの龍山駅よりバスで5分。建物の概要は、ビルの2階部分を占め、広さ40坪300名収容の本堂の他、受付や会議室などを備える。(『大白法』H19.9.16)


インデックス
ソウル布教所 開所法要並びに記念法要/『大白法』H17.12.1

活動リポート/『大白法』H16.9.16


■ソウル布教所 開所法要並びに記念法要
(『大白法』H17.12.1/<妙音>WS)

 去る11月12日、大韓民国の首都ソウルの中心地に、待望のソウル布教所が開設され、12日正午より開所法要、引き続き記念法要が12日・13日の両日にわたって盛大に執り行われた。これには宗務院より、呉良修御尊師、盧法泰御尊師が派遣され、また韓国全土から約2千300名の信徒が計8回の法要に参集し、韓国広布の大きな転換点となる新法城誕生の喜びを分かち合った。
 開所法要は、初代の布教所責任者に任命された曹雄理御尊師の導師によって行われ、信徒会代表の約300名が参列した。定刻の正午に開式が告げられると参列者の唱題の中、御本尊御開扉が行われた。続いて献膳の儀、読経・焼香・唱題と如法に進められ法要の部が終了した。
 式の部に移りはじめに海外部主任・石橋頂道御尊師による布教所開所に至るまでの経過報告が、あらかじめ録画されたビデオ放映によって行われ、曹御尊師の大韓民国における長年にわたる努力をねぎらい、一層の僧俗の異体同心の確立で韓国広布を切り開いていって欲しいと述べられた。
 続いて同じく録画放映により、海外部長・漆畑行雄御尊師の祝辞が述べられた。その中で漆畑海外部長は、今回開所され允布教所が今後大きく発展し、近い将来、寺院にで昇格した暁に御法主上人猊下を大韓民国にお迎えできるよう、一層精進するようにと望まれた。
 ここで、これまで海外部と共に韓国布教に長年にわたり携わってこられた担当教師各位から寄せられたお祝いのメッセージが披露され、最後に曹責任者から丁重な謝辞と韓国広布への力強い決意が披瀝された。
 なお開所法要に続いて12日は午後2時・4時・6時の3回、翌13日は午前11時・午後1時・3時・5時の4回の記念法要が、それぞれ盛大に執り行われた。
 今回の布教所の開設によって、韓国広布は歴史的な1ぺージを刻むこととなった。韓国信徒の誰しもが長い間夢にまでみた御僧侶常駐の布教所の開設は、これまで多くの辛酸を舐め、幾多の困難を乗り越えて迎えただけに、その喜びの大きさには計りしれないものがある。参加者一人ひとりの胸には、さらなる報恩感謝の念と韓国広布への決意が沸々と沸き上がったことであろう。近年、空前の韓流ブームが続く一方で、歴史問題などまだまだ多くの難問が横たわっている。今後さらに同国の広布を進展させるためにも、今回開所した布教所の発展が大いに期待される。
 なお新布教所は、ソウル市の南玄関に当たる龍山区にあり、ソウル駅から2つめの龍山駅よりバスで5分の所に位置し、韓国各地から参詣するには交通至便な好立地である。建物の概要は、ビルの2階部分を占め、広さ40坪300名収容の本堂の他、受付や会議室などを備えた寺院に準ずる堂々たる新法城である。

ソウル布教所開所法要 ソウル布教所
▲左/ソウル布教所開所法要 右/ソウル布教所(2F)




活動リポート
■御報恩の一念で韓国全土を駆け巡る
―僧俗一致、純粋な信心を誓う―
(『大白法』H16.9.16)

 韓国は、現在、海外部より認められた8つの信徒会が存在する。
 本年よりは、御僧侶を中心として各信徒会の会館で御報恩御講が奉修されている。加えて、現地での御授戒・御本尊下付も行われるようになった。今、未来に向けて信徒が一丸となり、「組織の統合」「布教所の設立」を模索している。
 そのような中、今回は、韓国の信徒会の中でも数千人の信徒が所属する、最大の規模を誇る「東開信徒会」で会長を務める踞熙燦(ヨム フィ チャン)さんにインタビューした。踞熙燦さんは青年部長を経て1年前に会長に就任した。どこまでも純粋な信心を貫こうとの一念で若さと情熱をもって、平日は地元で、週末は泊りがけで韓国中を駆け回っている。

◇◇
〈Q〉入信の動機について聞かせてください。
------------------------------------------------------------

〈踞熙燦〉
 私は1971年2月16日に近所に住む婦人の勧めにより、家族全員で日蓮正宗に入信いたしました。
 私の家は代々、民間信仰の祈祷や占いのようなことをする家系でした。そのためか、代々どこからともなく聞こえる声に苦しめられたり、妄想を抱く人が多く、私の父は、それから逃げるようにいつも酒に酔っていました。そんな状態でしたので、藁にもすがるような気持ちでの入信でした。中学生だった私は、何も判らないながらも一生懸命に信心しました。

〈Q〉入信後の体験をお聞かせください。
------------------------------------------------------------

〈踞熙燦〉
 家族がそろって勤行して、やがて信心が生活の中心になると、それまでとは一変して家庭内は明るくなりました。酒の飲み過ぎで内臓を壊していた父は、入信したころ医師より余命1年と宣告されていましたが、その後10年も寿命を延ばすことができました。
 その後私は結婚し、座談会の日は家業の花屋を早く閉め、家族そろって参加するように努めてきました。
 しかし、仕事・組織・家庭での責任が重くなるにつれて、その逃げ場として私は酒を飲むようになりました。私の耳の中に鬼神が住んでいるという妄想が起こり、それを打ち消そうとしてはまた酒を飲むという悪循環を繰り返すようになってしまいました。
 その酒癖はだんだんひどくなり、発作的にマンションの5階から飛び降りたこともありました。その後も何度か禁酒を御本尊様に誓いながら挫折を繰り返していたものの、家族の強い信心と愛情に支えられながら、何とか大きな問題はなく過こしていました。
 ところが2001年、総本山大石寺の御大会法要の登山の最中に、今考えても恥ずかしいことなのですが、脳卒中で倒れてしまいました。フジヤマ病院で目を覚ました私は、目の前にいらした韓国担当の御僧侶の姿を見たとたんに、「こんなことではいけない。御本尊様に申し訳ない」と、心から思い、涙が止まらなくなり、思わず題目を唱えていました。そして、その日から完全にアルコールを断つことができました。  私は、5階から落ちても、大石寺で脳卒中で倒れても、まだ生きています。そのことを御本尊様に感謝申し上げ、今後はしっかりと信心を根本に生きていこうと決意いたしました。

〈Q〉踞熙燦さん自身の折伏の実践についてはいかがですか。
------------------------------------------------------------

〈踞熙燦〉
組織の活動とは別に、どんなに忙しくても1年に1人以上の折伏をするという決意で実践しています。そのため、心の中では常に折伏のことを考えています。それくらいの気持ちがないと、私にはとても1年に1人以上の折伏は成就できないからです。

〈Q〉折伏の一番難しい点は何でしょうか。
------------------------------------------------------------

〈踞熙燦〉
 韓国では、日本に対する悪感情が強く、偏見もあるので、話を聞いてもらうこと自体がたいへんなことです。しかしその反面、韓国はかつて大乗仏教が盛んであった歴史を持ち、また、漢字文化圏でもあることから、ひとたび関心を持つと、受け入れやすい面もあるようにも思います。
 何にしても、折伏とは本来簡単なものではなく、その苦労も修行だと思っていますし、実際に功徳を実感できますので、全然苦にはなりません。とにかく1人でも多くの人を救っていかなければならないと考えています。

〈Q〉組織中心者としての心構えを教えてください。
------------------------------------------------------------

〈踞熙燦〉
 中心者の役割はたくさんあると思いますが、最も大切なことは信徒が気持ちよく信心できるように努めることだと思っています。難しいことではありますが、相手の気持ちを理解してあげられるように、時間をかけてがんばっていきたいと思っています。  しかし、問題は、時間が限られていることです。今私は仕事を週4日に減らして活動していますが、それでも地域が広範囲なので時間が足りません。もっと時間をうまく使っていかなければならないと実感しています。
 自分にできること、やらなければならないことを整理して、題目を唱えながら効率的に動いていかなければならないと思っています。そして、過去にはいろいろなことがありましたが、今こそ韓国全体が異体同心の信心を持って団結しなければならない時だと思っています。その上からも東開信徒会は、どこの組織よりも御法主上人猊下の御心に叶った信心の実践をモットーにしていこうと、思っています。

〈Q〉最後に、日本の法華講員に対するメッツセージをお願いいたします。
------------------------------------------------------------

〈踞熙燦〉
 最近日本では韓国ブームが起こっていると聞いています。歴史的には本来、韓国と日本はとても近い関係でしたが、近年の辛い過去から未だに脱却できずにいるのが現実です。
 韓国釜山市の郊外からは晴れると対馬が見えます。そこには日蓮正宗の寺院があり、御僧侶がいらっしゃいます。しかしその間には国境はもちろん、反日感情が横たわり、距離を遠ざけています。
 私たちは日蓮大聖人様の教えを通して、本当の意味でお互いが「近い国」にならなければならないと考えています。その中にこそ韓国の広宣流布は存在するものと思っています。そのためにも、日本の法華講の皆様とより多く交流して、いろいろなことを学んでいきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

東開信徒会の釜山会館前
▲御講終了後、東開信徒会の釜山会館前で