海外広布
イタリア広布

イタリア地図H16.2.16
面積:30.1万ku(日本の約5分の4)
人口:5,921万人
住民:イタリア人、少数のドイツ系・スラブ系・フランス系民族、中東・アフリカ系
言語:イタリア語が中心
※ローマ市内にバチカン市国が存在する

------------------------------------------------------------
 イタリアの国土は南北に長く、海に囲まれ、中央をアペニン山脈が走り、90パーセントが山間部と日本に似た地形的な特徴を持ち、気候も温暖で四季がはっきりしている。
 また、ローマ帝国の繁栄、キリスト教の台頭、ルネサンスと、ヨーロッパの歴史、芸術、文化に大きな影響を与えてきた。これらの歴史には常にキリスト教の影響が伺える。

<イタリアの日蓮正宗信徒>
イタリアにはおよそ130人の信徒がおり、地域ごとにミラノ・フィレンツェ・ローマの3グループにまとまって、互いに連携をして協力し合い、切磋琢磨しながら異体同心の信心を培っている。(『大白法』H20.1.16)


インデックス
「人生は運命(さだめ)ではない、人生を築こう」と折伏/活動リポート『大白法』H20.1.16

イタリアのため広布の進展誓う/活動リポート『大白法』H16.2.16

イタリア総会行われる/『大白法』H15.11.16


活動リポート
「人生は運命(さだめ)ではない、人生を築こう」と折伏
―イタリア広布めざし、まずは身近な人から―
(『大白法』H20.1.16)

 1995(平成7)年より、海外部が中心となったイタリア共和国への布教活動が開始された。以来、僧俗の広布への歩みは、十余年の時を経て、着実に実を結ぴ始めている。中でもミラノは、家族・友人のネットワークを生かした情熱溢れる折伏の輪が広がっている。
 今回は、信心にもそんな一面が垣間見られるミラノ在住のパオラ・ルッピさんにお話を伺った。

◇◇◇
〈Q〉日蓮正宗を知ったきっかけを教えてください。
------------------------------------------------------------
〈ルッピ〉結婚前に勤めていた職場の元同僚が、一昨年、急性白血病のため34歳という若さで亡くなりました。そして彼の葬儀の席で、主祭が遺族に対して「天使と天国で今頃楽しく安らかに過ごしていることでしょう」と慰めている言葉が聞こえてきました。私は、若い奥さんと2歳の子供を残して亡くなり、安らかに楽しくとは一体何なのかと疑問を抱き、重い悲しみが込み上げ、この言葉には何の意味も感動もないと落胆しました。
 それから悶々とした気持ちで、毎日暗い顔をして過ごしていた頃、子供を同じ学校へ通わせている日蓮正宗信徒のヘルガさんから、私たちは罪障を消滅し宿業を転換できるという話を初めて聞き、今までにない納得のできる話に目が開けた思いがしました。
 1ヵ月後、日本からイタリアに日蓮正宗の御僧侶が来られるからと誘われた会合に出席し、話を伺うと、理路整然とした内容にさらなる感動を覚えました。以前の宗教では私の疑問を1つも解いてくれませんでしたが、大聖人様の仏法には、生命のとらえ方をはじめ、すべての疑問に対し、心底納得できる明解な答えがありました。
 そして、2006(平成18)年10月23日に、晴れて御授戒を受け、入信いたしました。

〈Q〉入信後の功徳の体験を教えてください。
------------------------------------------------------------
〈ルッピ〉昔の自分は、自己保身のために相手に攻撃的になり、寛容の心に欠けていました。昼間は皆の前で明るく朗らかに振る舞っても、夜はベッドの中で泣いていました。人生や将来に対しての恐怖と悲しみ、自分に対する自信のなさなど、いつも不安に脅かされて生きてきました。
 しかし、この信心を始めてから、それが嘘のようになくなりました。私はいつも御本尊様に守られ、安心して暮らすことができ、すべてにわたって落ち着いて振る舞えるようになりました。これは大きな功徳だと感謝しています。

〈Q〉折伏に対して何か心がけていることはありますか。
------------------------------------------------------------
〈ルッピ〉特別なことはしておりません。ただ、まずは身近な人である、家族、友人、家政婦、アパートの管理人、両親など、誰にでも身構えることなく、自然と心の赴くままに仏法の話をします。そして、その人たちにも私と同じように幸せになって欲しいと、強く願って唱題します。
 また、「どんな問題、悩み、障害に対しても、ただ単に受け身で我慢するのではなく、この信心によって人生を切り開いていくことができるとの確信に立ち、自分自身に具わる強い生命力を引き出して物事に立ち向かい、常に御本尊様に感謝の気持ちを忘れず、日々の勤行・唱題をしていくのですよ」と激励をしています。「こう言っている私も努力しているのだから、あなたにもできないことはないのよ」と。
 このように折伏を展開し、入信して1年余で、友人たち、家政婦、双子の息子たちが次々に御授戒を受けさせていただきました。まだ信心歴は浅いですが、ミラノグループの人たちと異体同心して助け合って折伏が成就し、本当に感激しています。

〈Q〉では次に、カソリックのいわゆる総本山であるバチカンがあるという特殊な国情での信心活動について聞かせください。
------------------------------------------------------------
〈ルッピ〉イタリアにバチカンがあることにより、その因習が生活すべてに浸透していますので、仏法への信仰にブレーキをかける人が多いようです。私も昔はミサ等によく通っていましたが、いつも背中や肩に重たい煉瓦(れんが)を載せられたような耐え難い感覚を覚え、神の"さだめ"を我慢しなければならないことに悩んでいました。
 しかし、大聖人の仏法では、運命ではなく、純粋な信心によって自分の三世に亘る宿業を転換でき、いかなる苦悩や障害をも乗り越えることができます。このようなすばらしい教えを自分1人だけのものとせず、皆が幸せになれるよう、より多くの人に伝えたいとの思いで一杯です。
 ただ、イタリアの人にとって、仏法は未知の存在ですので、まずは身近な人たちにこの仏法の話をして、幸福は自身で築けるということを、これからも伝えていきたいと思います。

〈Q〉『立正安国論』正義顕揚750年に向けて、決意を聞かせください。
------------------------------------------------------------
〈ルッピ〉今、自分の一番の目標は、主人を入信に導くことです。彼は仕事も順調で健康でもあり、何にでも自信があるためか生老病死ということが念頭になく、素直に話を聞いてくれません。「一寸先は闇」という言葉はイタリア語にはありません。それでも、焦らず、辛抱強く『立正安国論』正義顕揚750年に向けて努力していこうと思います。
 2009(平成21)年には、私が折伏した友人たちと共に、家族4人が皆揃って大御本尊様まします総本山へ参詣させていただけるよう、毎日唱題を重ねていきたいと思います。




活動リポート
イタリアのため広布の進展誓う
―正しい法を求め、家族と共に毎週100キロ先の会合へ通う―
(『大白法』H16.2.16)

 昨年11月2日に、イタリアのフィレンツェにおいて、イタリアとしては初めての大きな会合となる「宗旨建立750年慶祝記念イタリア総会」が、ミラノ、口ーマ、フィレンツェから70余名の信徒が参加して盛大に開催され、これには日本をはじめイギリスなどからも応援に駆けつけた。
 今回はこの総会に家族全員で参加したピサ在住のジョルジュ・ナティボさんにお話を伺った。
 ジョルジュさんは、入信してまだ2年。実はその他の家族は総会前日まで、御授戒すら受けていなかったのであった。しかし今では、家族・親戚のことごとくを折伏し、毎週の会合に参加するために、家族を連れてピサから約百キロ離れた隣町のフィレンツェまで通う熱心な信徒となっている。

◇◇
〈Q〉入偉されたのはいつですか。また、入信する一番の動機となったのは何でしたか。
------------------------------------------------------------
〈ナティボ〉はい。御授戒は、2002年の3月2日に受けました。
 私が入信する一番の動機となったことは、仏教は人々の目を開かせるような教えが説かれていること、そして、すべての人々を苦しみから救うという仏様の約束に筋の通ったものを感じたからです。大乗教の概念は、誰にでも入りやすく、現実的だと思いました。
 話を聞いたとき私はちょうど、人生のための新しい信仰とエネルギーを求め、新しい縁を探していたのです。

〈Q〉どのようにして、信行を持続していますか。
------------------------------------------------------------
〈ナティボ〉あれは確か、初めてイタリアに着いた日のことでした。招かれて知人宅に行ってみると、彼はSGIのメンバーで、一緒に御題目を唱えることになりました。このとき私は、彼らが仏様の教えに従っていないと直感しました。彼らにとっては自分たちの現世利益が第一なのです。
 その後に日蓬正宗の法華講のメンバーに出合いましたが、本当の御本仏日蓮大聖人の法と信仰の基本について教えてくれました。私が求めていたものがそこにありました。だから私は、日蓮正宗の正しい信心からそれることなく、初めから自然に持続することができたのです。

〈Q〉これまでの信心修行の中で、特筆すべき体験がありますか。
------------------------------------------------------------
〈ナティボ〉はい、あります。あの日のことは、よく覚えています。
 ある重要な決断をしなければならないのに、非常に迷い、脱力感で一杯になっていました。
 自身の決断力のなさを感じた私は、自信を取り戻し正しい答えを得るために、御題目を唱えようと決めました。唱題を始めて45分が経過した頃、急に体の中から力がこみ上げてきて、自分は何をすべきかときっぱり決断ができました。御題目の功力を体験しました。

〈Q〉イタリアでの折伏について、何か考えていることはありますか。
------------------------------------------------------------
〈ナティボ〉イタリアでの折伏は、今では自分のためだけではなく、この国の多くの人にとって最も大切なことだと感じています。なぜなら、正法を信心修行することは、成仏の要因であり、人としてのよい振る舞いの基盤になります。
 イタリア人は合理主義、実用主義です。彼らには、正しい日蓮大聖人の仏法が必要ですし、そのためには、判りやすい説明も必要と考えています。

〈Q〉イタリアの将来のために望んでいることは、何かありますか。
------------------------------------------------------------
〈ナティボ〉私も多くのメンバーも、御僧侶がイタリアに常駐される日を待ち望んでいます。信心の在り方とか、目を覚ましてくれるような御法話を、もっと教えていただき吸収したいのです。そうしてもっと御僧侶と異体同心できるといいですね。

〈Q〉最後に、今後の決意をお聞かせください。
------------------------------------------------------------
〈ナティボ〉常に、自身の信心の向上と、広宣流布への決意は、忘れずに持っています。
 そして個人的な決意としては、精神面では、常日頃から高い境界になれるよう心がけ、経済面では、生活を安定させて家族と共に幸せな人生を送りたいと願っています。




宗旨建立750年慶祝記念
イタリア総会行われる
―呪縛から離れ広布の大道を!―
―「如来の使い」として広布推進―
(『大白法』H15.11.16)

 イタリアの京都と言われるにふさわしく、街並みが古代そのままに遺るフィレンツェにおいて、11月2日午後2時より、「宗旨建立750年慶祝記念イタリア総会」が開催された。
 これには海外部長・尾林日至御尊能化、海外部主任・中本代道御尊師、宗務院書記・野村正通御尊師をはじめ、仏見寺住職・藤原広行御尊師、清涼寺住職・野村慈尊御尊師、久成坊住職・関快道御尊師、またヨーロッパからフランス信行寺住職・毛利博道御尊師、スペイン妙昌寺住職・中野道賢御尊師等が参加された。
 また清涼寺支部、仏見寺支部からも合計20余名の法華講員が参加し、さらにイギリスからも応援に駆けつけ、イタリア信徒70余名と共に、参加者計110余名の総会となった。
 イタリア総会は、フィレンツェの中心を少し離れた公園内にある建物を借りて行われた。
 総会は、午後2時から法要の部として尾林海外部長の導師のもと、読経・唱題で始まった。
 引き続き、司会により参加御僧侶が紹介され、次いで、フィレンツェ、ローマ、ミラノの各市における活動の様子がそれぞれの市の代表者により紹介された。
 次に代表者10名により、イタリア信徒として、未来に向けて広宣流布に精進する決意文が読み上げられ、尾林海外部長に奉呈された。
 次いで尾林海外部長は、「三大秘法の広宣流布は、御指南のごとく、一歩一歩着実に全世界に及びつつあります」と述べられ、「如来の使い」として、広宣流布を考え、功徳を積んでいただきたいと御指導された。
 さらに来賓僧侶代表として藤原御尊師より、激励の言葉が日本語とイタリア語で述べられ、大きな拍手をよんだ。
 次に、フィレンツェとローマの信徒より、それぞれ体験発表が行われた。
 その後、イタリア信徒によるイタリアオペラ、ギター演奏、民謡合唱と多彩なパフォーマンスが次々に披露された。
 最後に「地涌讃徳」を全員で合唱して、午後5時に総会を終了した。
 この後、会食が行われ、参加者全員がうち解けた楽しいひとときとなった。そして決意も新たに精進を誓い合って、午後6時半に散会した。
 イタリアは、キリスト教の総本山に当たるバチカンのある国で、しかもヨーロッパの中で1番大きな創価学会の組織があるなど、イタリア信徒はたいへんな苦労をしながら、正信を持ち続けてきた。
 この日の慶祝記念総会を契機に、「宗教団体登録」を成し遂げ、さらに御僧侶のイタリア常駐実現をめざして前進していくこととなる。