海外広布
ブラジル広布

ブラジル地図H15.9.16
面積:851.2万q(日本の約23倍)
人口:1億6772万人
住民:白人(ポルトガル、スペイン、イタリア、ドイツ系)55%、混血38%、黒人6%、アジア系1%、先住民30万人
言語:ポルトガル語(公用語)
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 南米大陸の約半分、世界第5位の広大な国土は東西南北に広がり、都市と都市との間には、今なお無人地帯が続く。南部は平地が多く、南東部には山岳地帯がある。一方北部は、アマゾン川流域とブラジル高原からなり、熱帯樹林に覆われ、人跡未踏のエリアも多い。
 ブラジルの歴史は1500年、ポルトガル人が漂着し、ポルトガル領を宣言したときから始まる。
 植民地下、大規模な砂糖栽培の労働力としてアフリカから黒人が連れてこられ、奴隷廃止後は、代わって移民の受け入れが盛んになった。
 1822年、ポルトガルの皇太子が本国より独立を宣言、ブラジル帝国となり、その後1898年、無血クーデターによりブラジル連邦共和国となった。
 先住民と白人、黒人、それらの混血、さらに多くの移民を受け入れたため、人種は入り乱れている。それでも、日系人はサンパウロ、ドイツ人は南部、黒人は北部に多いなどの傾向が見られる。
 アマゾンの熱帯樹林で暮らす人もいれば、首都ブラジリアのような人工都市もある。人種の複雑さや地域ごとの人種、気候、地形の違いなどがブラジル各地の多様性となっている。
(『大白法』H15.9.16)



開道山正法寺落慶入仏法要/『大白法』H17.7.16

活動リポート/『大白法』H15.9.16

ブラジルリポート/『大白法』H15.2.16



開道山正法寺落慶入仏法要
―ブラジル連邦共和国・サンパウロ市―
(『大白法』H17.7.16/<妙音>WS)

南米ブラジルのサンパウロに御法主日顕上人猊下が御下向あそばされ、新寺院「開道山正法寺」の落慶入仏法要が、諸天の加護のもと晴天に恵まれ、盛大かつ厳粛に奉修された。御法主上人猊下にとっては22年ぶり2度目の御渡伯となり、ブラジルをはじめ南米各地の信徒にとっても待ちに待った御訪問で、現地は喜びに沸き立った。この御親修には、前総監の常泉寺住職・藤本日潤御尊能化、宗務院より渉外部長・秋元広学御尊師、庶務部副部長・阿部信彰御尊師、内事部より大石寺理事・小川只道御尊師、同理事補・小林道剛御尊師ほかが随行し、さらに有縁の御僧侶・寺族が、日本及び他の海外寺院より御出席され、また法華講大講頭の大草一男氏をはじめ、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・ペルー・チリより代表信徒が出席した。御法主上人猊下御一行は、7月6日に御出国され、9日正法寺落慶入仏法要10日正法寺建立慶祝法要を奉修されて、14日の午後、御帰国された。

御一行は、6日午後0時8分に全日空2便で成田国際空港から御出発あそばされた。米国ワシントンDCで時差調整のため一泊され、翌朝ブラジルヘ向けて再び飛行機に乗られた。御一行は、サンパウロ・グアルーリョス国際空港に、ブラジル時間の7日午後10時32分に御到着。入国手続きを終えられた後、ホテルに向かわれた(日本との時差は12時間)

好天に恵まれた9日、御法主上人猊下には、午後1時15分、ブラジルならびに他の南米各地からの信徒がお出迎え申し上げるなかを正法寺に御機嫌麗しく御到着。早速、正面玄関の山号額・寺号額の除幕式に臨まれた。続いて、初代住職に任ぜられた須藤信大御尊師、御僧侶、信徒各代表、寺族の順に親しく御目通りを許された。

定刻の午後2時より、御法主上人猊下大導師のもと法要が開始された。小林理事補による御本尊御開扉、藤本御尊能化による献膳の儀に続き、読経・慶讃文奉読・唱題と如法に奉修された。この後、御法主上人猊下より、「真実の法たる法華経受持には予証のごとく必ず三類の強敵の出現があるが経文の予証そのままに身に当てて実践され妙法の真髄たる大人格を顕された方が日蓮大聖人である。また『難をのがれん』との日蓮大聖人の大宣言もあり、それは今日、世界的規模において現実の証拠として表れている。今後、難を受けることがあるかも知れないが正義に向かう敵はないのである、強い信心を持って前進するように(趣意)」との甚深の御言葉を賜った。

式の部に移り、アデマール・トシマサ・カジタ講頭より経過報告があった。次いで藤本御尊能化の祝辞、尾林海外部長の祝辞(秋元渉外部長による代読)、須藤住職の丁重なる謝辞をもって閉式した。引き続きアブリンク財団(青少年の人権保護・社会参加を推進する福祉団体)への寄付金目録贈呈が行われた。

この後、御法主上人猊下には、正法寺前庭にて「イッペィ」の木のお手植えをなされた。再び本堂にお出ましになられて記念撮影が行われ、正法寺落慶入仏法要の一切の行事が終了した。


翌10日は開道山正法寺建立慶祝法要が行われた。開式の辞が述べられ、定刻の午後2時に御法主上人猊下が御出仕あそばされ、献膳の儀・読経・唱題と奉修された。この後、御法主上人猊下より、「善」と「悪」について十善・十悪を引いて御指南あそばされ、行学の二道に励むようにとの甚深の御言葉を賜った。式の部ではアデマール講頭による経過報告、藤本御尊能化、海外部長の祝辞(秋元渉外部長代読)、住職謝辞が述べられ、慶祝法要は終了した。2日間にわたる落慶入仏法要並びに建立慶祝法要には、併せておよそ700名の信徒が参列して、御法主上人猊下のもと奉修された法莚(ほうえん)に連なった。

建立慶祝法要を終えられ、サンパウロ市内のホテルに戻られた御法主上人猊下は、午後6時35分より同ホテル内の会場で催された「正法寺落慶入仏法要記念祝賀会」に御臨席あそばされた。祝賀会は、初めに御法主上人猊下より御言葉を賜った後、藤本御尊能化より祝辞が述べられ、秋元渉外部長の発声で乾杯。さらに、かつて一乗寺住職を務められた阿部庶務部副部長の祝辞があった。続いて、大草大講頭、大和正二ブラジル法華講協会第一副理事長から祝辞があり、祝電の披露も行われた。また、来賓のジェイ・カルマン弁護士は、共に任務を遂行したブラジルの弁護士を紹介し、挨拶を述べた。続いて現地信徒により、この日を迎えた喜びに溢れるサンバが舞台狭しと繰り広げられた。さらに、少年部によるダンス、コーラス、カポエイラ(ブラジル古来の格闘技を起源とする音楽を伴う儀礼的スポーツ)等もあり、しめくくりとしてコーラスが日本語による「地涌讃徳」を歌い上げた。最後に須藤住職より謝辞が述べられ、午後9時半に祝賀会は終了。名残を惜しみながら散会となった。

こうしてブラジルでの一切の行事をつつがなく終えられた御法主上人狼下御一行は、11日午前9時にサンパウロを発たれ、ワシントンDCに立ち寄られた後、14日午後2時35分(日本時間)、成田国際空港に御到着あそばされた。

正法寺は、ビルの建ち並ぶサンパウロ市中心地より車で約15分の住宅街の一角にある。このたびの御親修によりブラジルにおける正義顕揚の真のスタートを切った僧俗は、喜びに燃え、正法広布を力強く誓っている。

 
▲除幕式(左)、落慶入仏法要(右)


▲この日を待ち望んでいたブラジルのメンバー




活動リポート'03/アングラ・ドス・ヘイス布教所
―広大なブラジル全土に点在する信徒―
―御僧侶不在の地でも異体同心の信行―

(『大白法』H15.9.16)

 アングラ・ドス・ヘイス市は、リオデジャネイロ市より西に150キロメートルの海岸沿いに位置する観光地であり、ここにブラジル第2の法城としてアングラ・ドス・ヘイス布教所がある。今年の5月には開所5周年記念法要を奉修し、220余名の信徒が結集して「『立正安国論』正義顕揚750年」への決意を新たにした。
 この布教所は、ブラジル北西部およびリオデジャネイロをはじめ、それ以北の半径約千5百キロメートルにわたる広範囲を管轄し、約350世帯の法華講員とともに僧俗異体同心して活動に励んでいる。500キロメートル以上離れた町から参詣する信徒も少なくない。
 今回は、布教所よりはるか550キロメートル離れたベロ・オリゾンテ市(ブラジル有数の都市。工業都市として発達し、また肥沃な土地や鉱石等に恵まれ、食物も多く生産されている)に住みつつも、自行化他の修行に模範的に励む統括員のグレイジストン・エウジェニオ・コスタさんにインタビューした。グレイジストンさんは、壮年部の責任者であり、また、べロ・オリゾンテの出張所の警備も担当し、昼夜問わず警備と折伏行に邁進している。

アングラ・ドス・ヘイス布教所H15.9.16
▲5月25日、アングラ・ドス・ヘイス布教所の開所5周年記念法要が盛大に奉修された。
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〈Q〉ベロ・オリゾンテでは、1996年2月に数世帯がSGIから脱会して以来、わずか6年間で50世帯にまでなりましたが、その間、特に印象深かった折伏は?
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〈グレイジストン〉 ヴァルタイールさんとマリアさんの2人です。非常に感動的で御本尊様の有り難さに感動しました。
 2人はそれぞれとても経済面で苦しんでいました。私たちの折伏に対して素直に入信を決意され、内得信仰を始められました。
 すると、信心を始めて間もなく仕事が見つかり、その後も様々な功徳を戴きました。それまでは苦悩を抱えて顔をしかめてばかりいた2人が、歓喜に満ちた朗らかな相へと変わっていったのです。
 こうした変化を見守っていた周囲の講員も、彼らが御本尊様を御下付いただいていないにもかかわらず純粋に信心に励んでいる姿に感動するとともに、確固たる勇気を得て、さらなる折伏へとつなげていくことができました。

〈Q〉日頃の活動はどのようにしていますか?
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〈グレイジストン〉 御法主上人猊下の御指南のもと、指導教師であるアングラ・ドス・ヘイス布教所責任者の三宅正倫御尊師の御指導に従って、唱題第一に励んでいます。
 具体的には、ベロ・オリゾンテ出張所が活動の中心拠点となります。毎月の活動は、出張所での第1日曜日午前9時から10時までの広布唱題会から始まり、月に1度の青年部会や少年部会の開催、月に4〜6回行う折伏座談会等、種々の会合を行っております。そのほか、週に3、4回の家庭訪問を行っております。
 また、ここからアングラ・ドス・ヘイス布教所まではバスで10時間程で費用もかかりますが、できる限り毎月の御講に参詣させていただくよう心がけております。
 また年に1度の御会式やベロ・オリゾンテ信徒総会には、指導教師に当地へおいでいただき、親しく御指導いただきます。自身の信心を見直し、さらなる求道心を高める好機としています。

〈Q〉御僧侶不在の地での活動で困ったことや苦労したことはありますか?
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〈グレイジストン〉 信徒間で問題が生じた時や、日蓮正宗の化儀の面で疑問が生じた時に、すぐに御指導がいただけないのが困ります。またこうした問題が早期に解決できないことによって起こる問題の拡大を避けるために、当事者らの間を取り持ったり、相互の意見をまとめたりすることにも苦労します。最近ようやく少しずつですがそのような事態にうまく対処することができるようになりました。

〈Q〉今後の目標は何ですか?
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〈グレイジストン〉 私たちの目標は、ベロ・オリゾンテに寺院を建立することにつきます。
 それを達成するために、朝夕の勤行、唱題行、家庭訪問をメンバー全員に徹底させ、御法主上人猊下の御指南の通り折伏行に励んでおります。
 そして、リオデジャネイロ市街を中心に活動を強化し、大西洋沿岸の各都市を回り、折伏と育成に励みたいと思います。
 日々、アングラ・ドス・ヘイス布教所の発展とブラジル広布、さらには南米広布を願い、日蓮大聖人様の教えのもと、御法主日顕上人猊下の御指南を根本に、より一層、唱題・折伏・御供養に励んでいきたいと思います。

〈Q〉日本の法華講の皆さんにメッセージをお願いします。
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〈グレイジストン〉 私たち南米のメンバーは、日本の法華講の方々の信心の姿勢を鑑として、少しでも近づけるよう努力しております。よりすばらしいアドバイスがこざいましたら頂戴したいと思いますので、よろしくお願いします。
 本年、私たちは、折伏誓願目標である御授戒37名を6月22日に達成しました。さらに新たな目標を設けて、6年後の「『立正安国論』正義顕揚750年」をめざして精進していきたいと思います。




ブラジルリポート
(安孫子信洋御尊師『大白法』H15.2.16)

 昨年まで約5年半、南米のブラジルで御奉公しておりましたことを交えてお話しいたします。
 ブラジルは日本から非常に遠ぐ、飛行機で約24時間かかります。戦前の日本政府の移民政策により相当数の方が渡航され、その中に日蓮正宗の信徒もおりましたので、アメリカ共々、日蓮正宗の海外寺院としても早くから寺院が建立されました。
 宗教はカトリックが中心で、生活習慣のべ-スにもなっています。「何事も神様の思し召し」というキリスト教と、因果を説く仏教では決定的な違いがあります。しかし、ここで私が申し上げたいのは、いろいろな意味で全く異なる国において、日蓮大聖人様の教えが広まっているということです。
 現在ブラジル全土で1500世帯以上の信徒がおり、90パーセント以上はブラジル人です。これは今の境遇を変えたい等々ということで、縁ある人から折伏されて信心を始めたのです。そして御本尊様の功徳を体験し、境界を開いて幸せになっている。故に、これほど多くのブラジル人信徒が輩出したのです。御本尊様を信じ修行する者は、世界のどこにあっても同じく大聖人様の弟子信徒であり、法華講の仲間であり、皆が等しく、尊い功徳の喜びを得ているということを感じた次第であります。(H15.2.2新潟布教区広布推進会/於正覚寺)